宇部興産、宇部ケミカル工場の液化炭酸製造設備を増強 生産能力は2.7倍へ

宇部興産(UBE、宇部市、TYO:4208)は23日、宇部ケミカル工場(同市)について、液化炭酸製造設備の新設増強に着手したと発表した。老朽化が進んでいる現在の生産プラント(年間生産能力3万トン)を廃棄し、新たなプラントを建設する。投資額は非公表。

液化炭酸は、今年3月に旭化成水島製造所(岡山県倉敷市)で製造停止となるなど、国内における供給量は減少傾向にある。一方、需要面では溶接用カバーガスや冷却用途のほか、農業分野などでの安定的な拡大が見込まれている。

宇部興産では、液化炭酸の原料にグループ会社の宇部アンモニア工業のアンモニア製造工程で発生する炭酸ガスを使用することで、高いコスト競争力を持つ。宇部以外では、堺工場(堺市)に年産9.9万トンの液化炭酸生産プラントを保有している。

増強後、宇部ケミカル工場の液化炭酸生産能力は、現在の約2.7倍となる年間8万トンに拡大。同社全体の生産能力は17.9万トンとなる。今後はこれら2拠点を活用した供給体制を確立していく。

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