新椋野にもSC進出 下関市は拡大政策見直しを

下関市郊外の新椋野への「ゆめマート」進出計画が明らかになった。同市では郊外で商業開発が相次いでいるが、人口減少が続く中で共倒れの懸念もある。

ゆめマートを出店するイズミ(広島市南区、山西泰明社長)は、かつて下関市都心部のあるかぽーとに大型商業施設を建設する計画を持っていたが、あるかぽーと開発事業は地元商店街の反対もあって頓挫した。

同社はあるかぽーとに進出し損ねてから、下関の郊外に目を向けるようになった。平成21年には新下関にゆめシティを出店し、今度は新椋野の計画を具体化させた。都心への進出を予定していた事業者が郊外に出店攻勢をかけている現状は、好ましいとは言い難い。

人口減少社会で、市街地を広げ続けることはできない。世帯数が増えているうちは物理的に可能かもしれないが、いずれ限界に達するのは同じである。

下関市は、旧下関、長府、小月など、ある程度まとまった規模の市街地が連鎖し形成された都市である。都市機能が郊外に拡散し、これらの拠点が瓦解すれば、市街地は空中分解し都市の体をなさなくなる。行政は、用途地域の見直しなど、早急に手を打つ必要がある。


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