下関駅ビル 施設コンセプトと「リピエ」にこめられた意味

西日本旅客鉄道(JR西日本、大阪市北区、TYO:9021)は、下関市に建設している下関駅ビルの開業日と、ビル内に開設する商業施設「ripie(リピエ)」の概要を発表した。新駅ビルは鉄骨造3階建て、延床面積7700平米。JR西日本不動産開発(尼崎市)が建物を建設し、中国SC開発(広島市南区)が商業施設を運営する。

新駅ビルは、平成18年の放火事件により焼失した旧下関駅舎の三角屋根のイメージをビル正面のファザードに取り入れ、下関の歴史と文化を表現した。旧駅舎にあった水族館は、ビルの南側壁面に水槽を模したイラストを描くことで再現。壁面は、レンガ調タイルでクロス状のパターンデザインに仕上げた。駅ビルエントランスには、現在地に移転する以前の初代下関駅前にあった、旧山陽ホテルのレリーフパネルと説明板を設置した。

内装面では、余計な装飾を省くことで陳腐化しないシンプルな空間づくりを意識した。床素材にはベージュ系木目調磁気タイルを使用し、カジュアルで居心地の良い空間を演出。建物内の照明は全てLEDとし、地球環境にも配慮した。さらに、新駅ビルには災害発生時に配布できる100人分の災害用備蓄を設置し、帰宅困難者の支援を想定した防災拠点としての機能も併せ持つ。

また、施設内のトイレはメインの利用者層となる女性客に配慮し、最先端の設備を導入した。トイレ内に設置するパウダーコーナーに、直接光よりも顔に影が出にくい間接照明や、透過性が高く肌の色をより正確に映し出す超透明ガラス鏡を採用。化粧などのしやすい環境を整えた。

リピエのロゴマーク

リピエのロゴマーク

同社によると、施設名称の「リピエ」には多くの意味が込められている。まず、「ripie」は「repeat(リピート=くり返す)」と「pier(ピア=船着き場)」を組み合わせた造語で、繰り返し通いたくなる海辺の場所を目指すという。ripieの「rip(リップ=早瀬に立つ波)」には、かわいい波を、元気な波を、起したいという思いも込められている。

Rise(上がる)、Pilot(水先案内する)、Energy(元気)の頭文字を名称に含み、下関市民の気持ちを上げ、元気な毎日へ案内する場所にしていくという意思、さらに「リ」の響きに「Re SHIMONOSEKI」の意味を含めて下関の中心として地元の再生に施設の役割を示した。

ロゴのデザインは、さざ波をイメージした、チャーミングな曲線のゆるやかな丸みで女性らしさを演出。2つの「i」は、施設に集まる下関の「人」を現す。ロゴカラーには赤間神宮を連想させる日本の伝統食「唐紅花(からくれない)」を採用した。


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