山口FG、福岡市での業務拡張 銀行支店を移転し証券新設

山口フィナンシャルグループ(山口FG、下関市、TYO:8418)は1日、同社傘下の北九州銀行(北九州市小倉北区)の福岡支店を新店舗に移転し、同じく傘下のワイエム証券(下関市)の福岡支店を新設すると発表した。

両社の新支店は、福岡市博多区上呉服町1番8号の大博通りに面した北九州銀行呉服町ビル(旧・朝日エンタープライズビル)に入居する。同ビルは、平成元年6月完成で、延床面積5720.73平米、地下1階、地上10階建。今年8月からOAフロアの内装工事を実施している。

銀行の新店舗はビルの1階から4階に入居し、1階を預金・内国為替・資産運用、2階を融資・外国為替・ローンの相談スペースとする。新店舗は旧店舗と比較してロビー面積が93平米から155平米に、営業室面積が198平米から267平米に拡大する。

証券店舗は銀行共同店舗として1階ロビーに専用ブースを設置し、5階に資産運用等の相談を担当する支店機能を設ける。5階にはこのほか、ワイエムリース(下関市)等の同社関連会社が入居し、6階から9階まではテナントスペースとなる。

かつて同ビルには、小倉市(現在の北九州市)発祥の大手消費者金融業者の三洋信販が本社を置いていた。三洋信販は昭和46年に福岡市へ本社を移し、関西以西の南西日本で地盤を固めバブル期に同ビルを建設、その後の景気後退を耐え抜き平成11年に東日本進出を果たした。

以降、平成14年にマイカルカードを子会社化するなど、クレジットカード事業、保証事業、サービサー事業をはじめとする経営多角化を進め急速に成長したが、平成18年に金融庁から貸金業規制法違反で全営業店業務停止命令の行政処分を受けたことを機に業績は一転し、のちに三井住友フィナンシャルグループ傘下の同業者に飲み込まれ消滅した。

ビルの旧称である「朝日エンタープライズ」とは、三洋信販創業家である椎木家の資産管理会社の名称である。同ビルは経営悪化の最中、平成19年に同名の別会社へ17億8000万円(帳簿価格は16億1600万円)で譲渡されている。紆余曲折を経て、今回小倉の企業が再び入居することになる。

新店舗の開業日は、新設となるワイエム証券が先行して1月21日、北九州銀行は1月26日を予定している。なお、旧店舗(博多区区店屋町8番27号)は1月23日まで営業する。新店舗は旧店舗同様に専用の駐車場は持たないが、提携駐車場として同じ大博通り沿道にある呉服町パーキングを利用することができる。

今回の出店により、北九州銀行とワイエム証券の共同店舗は2店舗、ワイエム証券の合計店舗数は18店舗となる。


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