小倉北区の紺屋町交差点 歩道橋撤去しバリアフリー化へ

北九州市は、小倉北区の小文字通りと浅香通りが交わる紺屋町交差点にある、小文字歩道橋の撤去工事に着手する。

工事は平成26年度に事業化した「市道砂津城内1号線(紺屋町交差点)交通安全施設等整備事業」の一環で、「砂津城内1号線(紺屋町交差点)小文字歩道橋撤去工事」として6月下旬に指名競争入札を行い、良地(北九州市若松区)と契約済。

市では、歩道橋の撤去とともに横断歩道を設置することで、歩行者動線のバリアフリー化を図る。また、浅香通りに右折車線を設置し、交差点改良を行う。事業期間は平成29年度までを予定している。

同歩道橋は小倉都心の通行量の多い交差点にあるが、地上の横断歩道がないことからバリアフリー化が課題となっていた。また、周辺はFFG北九州本社ビルや明治安田生命小倉ビルが立地するオフィス街で、老朽化による景観悪化の懸念もあった。

老朽化した歩道橋を再架設する場合、「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」(バリアフリー新法)の規定によりエレベーターの設置が必要となるなど多額の費用が掛かるため、全国的にも撤去される事例が増えている。

北九州市では末吉興一前市長時代から歩道橋の撤去を進めており、もっとも多かった時期より約2割減少している。小文字歩道橋と同じ通りの約330メートル西側にあった平和通り歩道橋も、平成23年に撤去を完了し、地上に横断歩道が整備された。

歩道橋の撤去は、原則、地元自治会、警察、および、通学路であれば該当する学校など、複数の関係者間で合意形成を行う必要があり、実際の工事以前に長い時間が掛かる。

小文字歩道橋の撤去は長らく検討されてきたが、北九州市立小倉中央小学校の通学路であり、児童の利用が多いことから、保護者ら学校関係者や周辺住民の反対で、これまで着手できなかった。

今回の撤去で、バリアフリー化や都市景観の面では改善が進む。同時に、信号制御の工夫や児童への交通指導を徹底することで、通学路としての安全性を万全にする対策が求められる。

Googleストリートビューで見る小文字歩道橋


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