JR西日本次期社長に下関出身の来島氏 沿線開発など強化へ

西日本旅客鉄道(JR西日本、大阪市北区、TYO:9021)は、代表取締役の異動を内定し、新任候補者を発表した。

次期社長に内定したのは現副社長の来島達夫氏で、現社長の真鍋精志氏が進めてきた、沿線開発などを中心とした運輸部門以外の収益拡大路線を踏襲するとみられる。

同社は平成29年までの中期経営計画において、主力の関西圏以外の事業強化を図り、下関駅の駅ビル開発など、駅を中心とした地域活性化に取り組んでいる。

28年は山陰線や美祢線などで観光客向けの臨時列車を運行するほか、29年春からは大阪駅・京都駅と下関駅を結ぶ豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風」の運行開始も予定している。

来島氏は労働組合嫌いでも知られる。真鍋氏は、社内の抵抗勢力を押し切って施策を推し進める力があるとして来島氏を評価している。

同社の在来線区間では山陽地域を中心に新型車両の導入が遅れているが、その背景には、整備が簡単な新型車両が配備されると人員削減に繋がるとして反対する労組の存在がある。

真鍋氏が社長就任後、同社は広島都市圏に大量の新型車両を配備し、短期間で車両更新を実施する方針を発表。経営資源を集中投下することで、従来の経営陣が先送りしてきた課題にも取り組んでいる。

来島氏は下関市出身。下関西高等学校(50期)、九州大学法学部を経て、昭和53年4月日本国有鉄道に入社。62年4月国鉄分割民営化でJR西日本人事部勤労課副長。平成18年6月執行役員人事部長。21年6月常務執行役員総合企画本部長、10月東京本部長兼任。22年6月取締役兼任。24年6月から代表取締役副社長兼執行役員。


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