北九州市、都市計画道路4号線・5号線の未整備区間など廃止告示

北九州市は17日、都市計画道路4号線や5号線など合わせて14路線の都市計画変更を告示した。変更は市が進めている都市計画道路網見直しの一環で、代替道路が十分整備されている区間や将来の交通量増加が見込めない区間の廃止を進めている。

今回の変更は、平成16年12月に市が取りまとめた「都市計画道路網の見直し(再編素案)について」において「早期に再編すべき地域」と位置づけられた「北九州中央部」の未整備区間と関連する箇所を廃止するもの。

平成28年5月11日に開催された第65回北九州市都市計画審議会議案第288号の配布資料。黄色が廃止区間。

平成28年5月11日に開催された第65回北九州市都市計画審議会議案第288号の配布資料。黄色が廃止区間。

4号線は、門司区浜町から八幡西区幸神三丁目に至る延長約24.98キロメートル、幅員25メートルの都市計画道路として、昭和42年に現在のルートが決定されたが、小倉北区清水四丁目から終点までは長らく未整備となっている。

未整備区間について将来交通量予測を検証したところ、大きな伸びは期待できず、都市高速道路4号線や国道3号線、市道中央桃園1号線など既存の道路網で代替可能なことから、当該区間を廃止する。

5号線は、門司区西海岸一丁目から八幡西区割子川一丁目に至る延長約32.73キロメートル、幅員36メートルの都市計画道路として決定されたが、小倉南区長尾一丁目から終点までの長大トンネルが必要な山間部の未整備区間を廃止する。

春の町線(八幡東区春の町五丁目から同区神山町、延長約1110メートル)、八幡駅前線(八幡東区西本町三丁目から同区東台良町、延長約930メートル)、東鉄町小山田線(八幡東区荒生田一丁目から小倉北区上到津四丁目、延長約2490メートル)の3路線は、4号線などの廃止で整備する必要の無くなった区間や既存道路網で代替可能な区間など一部を廃止する。

八幡駅前線は一部区間廃止で規模が変わるため、路線番号を3・5・122号から3・1・122号に変更する。また、東鉄町小山田線は起点が変わるため清田到津線に名称を変更する。

京良城小嶺線(八幡西区京良城町から同区小嶺台一丁目、延長約4870メートル)、上津役通り線(八幡西区上津役三丁目から同区上上津役五丁目、延長約850メートル)、田町鳴水線(八幡西区藤田三丁目から同区東鳴水五丁目、延長約1420メートル)、河内線(八幡東区大蔵二丁目から同区豊町、延長約1970メートル)、の4路線は、全区間を廃止する。

3号線、9号線、11号線、藤田中間線、荒生田山路線の5路線は、上記の廃止区間との交差点が必要なくなるため、隅切り部を削除する。このほか、平成10年の都市計画法政令・省令改正で追加された「車線の数」について、まだ明示されていない路線には車線数の項目を新設する。

北九州市の都市計画は、昭和40年に策定された北九州市長期総合計画に基づき、昭和42年に旧5市の計画を見直し策定したものが基本となっている。同長期総合計画では将来人口を約135万人としていたが、実際には人口減少が進んだことなどから、市は都市計画道路網の見直しに着手した。

北九州市都市計画審議会は平成13年7月に「北九州市都市計画道路網のあり方」について市から諮問を受け、平成14年12月に答申。市は平成15年6月から検討委員会で協議し、平成16年12月に取りまとめた再編素案をもとに、これまで門司区新門司地区や若松区中心部などの都市計画道路網見直しを実施している。


(記事編集:

おすすめ記事(Google提供)

宇部ジャーナルの最新記事