小野田山陽線日の出地区の拡幅着手 旧貨物線埋め跨線橋短縮化

山口県は今年度、主要地方道(県道71号)小野田山陽線道路改築事業の日の出工区に着手した。小野田山陽線は山陽小野田市の小野田地区と厚狭地区を結ぶ主要地方道。交通量は1日2万台に近く混雑しているため、県では4車線化を進めている。

日の出工区はイオン小野田ショッピングセンター前から市道日の出船越線との交差点までの延長0.8キロメートル区間。残る国道190号線までの隣接工区0.3キロメートルは既に事業化している。

楴山跨線橋前後区間の計画平面図(宇部土木建築事務所)

楴山跨線橋前後区間の計画平面図(宇部土木建築事務所)

改築後の道路区分は第3種第2級。幅員26メートルに拡げ、車道を現況2車線から4車線に増やし、中央に幅3.5メートルの分離帯、両側に幅3メートルの自転車歩行者道を設置する。

総事業費は16億円、うち用地補償費は3億3千万円。県が事業主体で国庫補助を適用、負担割合は国6割、県4割となる。費用便益比(B/C)は1.5、計画交通量は1日あたり2万2200台を見込む。

楴山跨線橋の側面図。線路3線のうち左側の旧貨物線部分に橋台を建設、側線用地は全て盛土となる。左端は現在の橋台。(宇部土木建築事務所)

楴山跨線橋の側面図。線路3線のうち左側の旧貨物線部分に橋台を建設、側線用地は全て盛土となる。左端は現在の橋台。(宇部土木建築事務所)

区間内の楴山(くしやま)跨線橋は、西日本旅客鉄道(JR西日本、大阪市北区、TYO:9021)と協議した結果、旧貨物線や使われていない側線用地を盛土で埋めることにした。新しい跨線橋は山陽線複線の上空のみとなり、橋長は現在の半分以下となる。

橋梁設計はJR西日本グループのジェイアール西日本コンサルタンツ(大阪市淀川区)が平成19年3月に実施。形式はプレテンション方式PC単純中空床版橋、橋長は22.5メートル。上下線を別の橋梁として整備しコストを抑える。

日の出工区は平成35年度の完成を目指す。完成後は山陽自動車道小野田インターチェンジ(IC)から国道190号線長田屋橋交差点までの全区間が4車線となり、同交差点で接続する小野田湾岸道路(県道354号妻崎開作小野田線)とも連携したアクセス向上が期待される。

主要地方道小野田山陽線道路改築事業日の出工区の位置図


(記事編集:

おすすめ記事(Google提供)

宇部ジャーナルの最新記事