北九州空港にヴォルガ・ドニエプル航空の大型輸送機アントノフ124が飛来 滑走路延伸へ実績

北九州市小倉南区の北九州空港に29日、ヴォルガ・ドニエプル航空(ロシア・ウリヤノフスク)が運航する大型輸送機のアントノフ124(An-124、Ан-124)が飛来した。米国への自動車製造ライン機械の輸送が目的で、今回は全体の一部を搭載する。

実用輸送機として世界最大の同機は本来100トン以上の貨物を搭載可能だが、現在の北九州空港は滑走路が2500メートルであるため、積載量と燃料を減らすことになった。同日午後北九州を出発し、中部国際空港(常滑市)で給油後、米国へ向かう。

北九州商工会議所や苅田商工会議所、TOTO(北九州市小倉北区、TYO:5332)など100以上の経済団体や企業が加盟する北九州空港振興協議会は、大型貨物機や欧米直行便の就航に必要な3000メートル滑走路の実現を目指している。

関門都市圏には航空輸送に適した付加価値の高い電子部品・製品等を製造する企業が集積しているが、関西など他地域の空港までの輸送コストが課題。北九州空港から大型貨物を直接空輸できるようになれば、地元企業の競争力は大幅に向上する。

空港を管理する国土交通省では、滑走路延伸の着手には貨物便就航等の実績が必要としている。滑走路が短いために止むを得ず受け入れを断った事例も発生しているのが実態だが、地元側は今回の飛来のような実績を積み重ね、延伸実現に繋げたい考えだ。


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