アシアナ系のエアソウル、11月から宇部−仁川線就航 宇部空港初の国際定期便

アシアナ航空(大韓民国・ソウル)傘下の格安航空会社(LCC)・エアソウル(同)は15日、宇部空港(宇部市)と仁川国際空港(大韓民国・仁川広域市)を結ぶ路線を11月28日から運航すると発表した。

宇部−仁川線は、195席のエアバスA321-200で月曜日、水曜日、土曜日の週3往復運航する。運航時刻、料金は未定。宇部空港では開港以来初の国際定期路線となり、今後国際線ターミナルビルの待合室やカウンターの増設工事を行う。

今回決定したのは来年3月25日までの冬ダイヤ期間、計51往復の運航で、以降の継続は未定。アシアナ航空が昨年12月4日から今年3月27日まで運航した連続チャーター便は171席の機材で46往復の運行だったため、定員はやや増える。

県は平成26年度から韓国の旅行会社に対し、チャーター便1往復あたり100万円を上限に旅行商品造成の補助金を交付。27年度は4950万円を計上した。定期便の就航に伴い、他空港が実施している着陸料減免措置も検討している。

昨年度までのチャーター便が搭乗率90パーセントを超える好調ぶりだったのは、座席の9割を韓国向けに割り振り、補助金を投入した格安ツアーを大量造成したことが背景にある。昨年度の利用者数6947人のうち、韓国発は6497人、日本発は450人だった。

エアソウルはアシアナ航空が新設したLCCで、昨年12月に国際航空運送事業免許を取得した。当初は今年6月までに国際線の運航開始を目指していたが、運航者証明書(AOC)の予備審査で不備が見つかり、就航が遅れていた。

国際線を運航するには相手国でAOC承認への同意を得る必要があり、再審査の手続きが完了するまで3か月程度かかる。このためエアソウルは予定を変更し、7月11日から国内線の金浦−済州線に就航している。

10月頃までにAOCを取得次第、高松、静岡、広島、米子、富山の各空港と仁川を結ぶアシアナ航空の日本路線はエアソウルに移管され、宇部と同様にチャーター便の実績がある長崎空港にも10月18日から新規就航する。

アシアナ航空は広島空港での着陸失敗など事故やトラブルが相次ぎ、ブランドイメージが低下している。日本の地方路線の多くは自治体の補助で採算を維持している状況であり、新設会社に移管しイメージ刷新を図る。

エアソウルの各路線はアシアナ航空との共同運行(コードシェア)となり、日本路線のほか東南アジアなどの一部路線も同社から引き継ぐ。当面は3機体制で運航し、来年には2機を新たに購入するとしている。


(記事編集:

おすすめ記事(Google提供)

宇部ジャーナルの最新記事