宇部市本庁舎建設基本計画素案への意見募集中 施設配置3案

宇部市は7日、宇部市本庁舎建設基本計画の素案に対する意見募集を開始した。意見に基づき修正した案の内容は、提出された意見や意見に対する市の考え方とともに8月下旬頃公表する。

新庁舎の規模は当初、市役所各課からの要望などを元に算定した結果、想定を大幅に上回る2万3779平米となったため、文書量を50パーセント削減し執務空間を見直すなどして1万8386平米に削減した基本構想を策定した。

市は市制100周年に当たる平成33年度の供用開始を前提としていたが、昨年12月に宇部商工会議所が「少なくとも平成32年開催の東京オリンピックがらみの建設工事費急騰が収まるまでは着工を待つべき」などとする提言書を提出。

この提言書を受け、素案では港町庁舎を残すなどして更に1万7480平米へと規模を削減した上で、建設スケジュールについて平成30年度に着工するとしつつも「建設物価の動向によっては見直しを行う可能性」を明記した。

施設配置案は検討委員会で比較した多数のパターンのうち、3案を掲載した。Aパターンは「コスト」、Bパターンは「真締川公園との一体整備」と「まちなみの連続性」、Cパターンは「まちなみの連続性」をそれぞれ重視した内容。

施設配置案の概要(素案を基に宇部ジャーナルが作成)

施設配置案の概要(素案を基に宇部ジャーナルが作成)

Aパターンは現駐車場部分に新庁舎を建設し、移転後に残りの敷地を駐車場や広場として整備するもの。仮設庁舎が不要のためコストは抑えられるが、常盤通りから庁舎が離れ景観が悪化し、隣接住宅地に日陰の影響があり、道路と駐車場のアクセスも悪い。

Bパターンは現駐車場部分などに高層の第1期庁舎を建設、移転後に現庁舎を解体し常盤通り側に低層の第2期庁舎を建設するもの。景観悪化は抑えられるが低層のため効果は限定的、日陰の影響がある上に、立体駐車場が必要なためコストが上がる。

Cパターンは仮設庁舎に移転後、現庁舎敷地などに新庁舎を建設するもの。仮設庁舎のコストはかかるが、常盤通りの景観は新庁舎により向上し、日陰の影響は現況より悪化することはなく、幹線道路から駐車場にアクセスしやすい。

リバーウォーク北九州と紫川護岸

素案ではCパターンについて広場が常盤通りと面さないことをデメリットとして挙げているが、仮に敷地の隅まで建物を建てたとしても、公園と市道の整備を工夫すれば一体的空間を形成することは容易に達成できる。

北九州市小倉北区にある複合商業施設「リバーウォーク北九州」の建物外壁と紫川護岸との幅は、現庁舎敷地境界線から真締川護岸までの約23メートルとほぼ同じだが、背後の広場と一体的な空間を形成できている。

意見募集は7月27日まで。応募資格は「宇部市内に居住、通勤又は通学している人」で、提出方法は郵送、ファックス、電子メール、持参のいずれか。住所、氏名、連絡先(電話番号、または、電子メールアドレス)を明記すれば様式は自由。

提出先は、宇部市都市整備部まちなか再生推進課。住所は郵便番号755-8601、宇部市常盤町一丁目7番1号。ファックス番号は0836-22-6050。メールアドレスは machinaka@city.ube.yamaguchi.jp


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