腸管出血性大腸菌O103検出で韓国キムチ回収命令 宇部市などまるき14店舗で販売

下関保健所は29日、大光F&G(大韓民国)が製造し和田又(下関市)が輸入した「白菜キムチ(カット)」について、同日、厚生労働省監視安全課から腸管出血性大腸菌O103が検出されたとの連絡を受け、同社に対し回収を命じた。

回収命令対象品は、丸喜(山陽小野田市)が展開するスーパーマーケット「ウエスタまるき」等14店舗に一般消費者向け商品として252個が卸され、74個が既に販売された。商品名は「丸喜 韓国キムチ」で、1個400グラム入り、賞味期限は平成28年9月17日。

販売先店舗は計14店舗で、内訳は宇部市のウエスタまるき7店舗(恩田店、楠店、工学部通り店、小羽山店、西宇部店、西割店、西岐波店)、下関市のウエスタまるき3店舗(下関一の宮店、下関小月店、下関形山店)、山口市のまるき山口嘉川店とウエスタまるき2店舗(山口宮野店、山口湯田店)、山陽小野田市のウエスタまるき中川店。

回収命令対象商品の画像(下関保健所)

回収命令対象商品の画像(下関保健所)

29日時点で健康被害の届出はないが、下関保健所では購入してしまった消費者に対し、食べすに最寄りの丸喜店舗に返品するか和田又に連絡し回収を依頼するよう呼びかけている。和田又の電話番号は083-248-4604、住所は下関市長府扇町6番30号。

厚生労働省は同日、和田又に対し食品衛生法第26条第3項に基づく検査命令を実施し、輸入届出ごとの全ロットに対する検査を義務づけた。違反内容は同社が輸入した韓国産キムチについて、福岡検疫所門司検疫所支所下関分室がモニタリング検査を実施した際、腸管出血性大腸菌O103が検出されたもの。

大光F&Gが製造したキムチは平成27年に136件、56トンの輸入届出があり、検査は4件実施されたが違反は発見されなかった。平成28年は99件、136トンの輸入届出があり、今回を含め検査を5件実施している。今回分は平成28年7月20日に数量94カートン、重量468キログラムとして輸入届出が行われた。

腸管出血性大腸菌O103は、動物の腸管内等に生息し食中毒を引き起こす病原微生物で、少量でも汚染された食品を喫食した場合に感染する可能性が高い。平均潜伏時間6時間から72時間程度で、発症すると出血を伴う水溶性下痢、激しい腹痛・発熱等を引き起こす恐れがある。


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