城野駅南口開発の動き 大和ハウス所有地・イオン城野跡地利用

北九州市小倉南区のJR城野駅北口では、環境負荷の低い先進的な住宅市街地「ボン・ジョーノ(BONJONO)」を中心とした城野ゼロ・カーボン先進街区形成事業が進行している。一方、南口でも複数の大規模物件に動きがあり、開発計画の具体化に向け調整が進んでいる。

大和ハウス工業(大阪市北区、TYO:1925)は、今年2月24日に買収した城野駅南側の旧国有地で商業施設の開発を計画している。同地は旧城野医療刑務所の跡地で、今年1月19日に売却に係る一般競争入札が開札。契約は2月17日付で、3月2日に所有権移転が登記された。

7月時点の西側敷地(宇部ジャーナル)

7月時点の西側敷地(宇部ジャーナル)

敷地は都市計画道路城野駅南口線(重住城野2号線)を挟んで2つに分かれる。東側(城野一丁目940番1外1筆)は面積9529.08平米、応札者数は9、契約金額は8億6476万4千円。西側(城野一丁目940番6外1筆)は面積6836.74平米、応札者数は7、契約金額は6億2043万4千円。

同社は今年4月1日付の機構改革で北九州支店を支社に格上げし、事業強化を図っている。城野駅南側以外では、小倉北区の旧TOTO所有地に商業施設やマンション等を建設する「貴船プロジェクト」、若松区の北九州学術研究都市機能強化事業等の案件が進行中だ。

また、来年1月31日をもって閉店予定のイオン城野店の跡地利用も注目されている。同店は昭和56年2月27日にダイエー城野店として開店し、昨年9月1日にイオンストア九州(福岡市博多区)とイオン九州(同、TYO:2653)が引き継いだ。イオンとしての店舗面積は8638平米。

土地は当初カネボウ不動産(現ベルエステート)が所有。平成6年3月18日に一部、同年4月28日に全部がカネボウホリデイ(現インターホリデイ)に移転し、17年5月27日にRP-2特定目的会社へ売却。同年11月29日よりみずほ信託銀行(東京都中央区)に信託された。

RP-2特定目的会社は東京都千代田区の東京共同会計事務所内に所在していたが、既に清算済。信託財産は23年6月29日に都市綜研インベストファンド(吹田市)が引き継いだ。その後26年10月16日に北九州市東部市税事務所が差押登記を行い、同月24日に解除・抹消している。

都市綜研インベストファンドは共生バンク(東京都千代田区)グループの不動産ファンド事業を担う。イオン城野店は現在、募集総額18億6400万円、満期29年11月30日の「みんなで大家さん18号」ファンドとして運用中。イオン退去後、後継テナント誘致か売却を行うことになる。


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