ジンエアーの北九州空港就航計画 便数と時間帯を発表

格安航空会社(LCC)のジンエアー(大韓民国・ソウル)は6日、北九州市小倉南区の北九州空港旅客ターミナルビル1階会議室で記者会見を行い、同空港への新規就航計画について正式発表した。就航先は金海国際空港(釜山)と仁川国際空港(ソウル)の2空港で、いずれも189席のボーイングB737-800型機を用いる。

平成22年、宇部空港へ飛来したジンエアー機(宇部ジャーナル)

平成22年、宇部空港へ飛来したジンエアー機(宇部ジャーナル)

金海(釜山)便は10月30日から1日1往復運航する。仁川(ソウル)便は12月12日から週4往復運航し、来年2月4日からは1日1往復に増便する予定。仁川便は同社親会社の大韓航空(大韓民国・ソウル)と共同運行(コードシェア)便とする方向で調整し、アジア各国や欧米方面等への乗り継ぎ需要の発掘も狙う。

運航時刻は6日時点では未確定だが、金海便の往路は14時頃に金海発、15時頃に北九州着、復路は16時頃に北九州発、17時頃に金海着となる予定。仁川便については、10時台に仁川発、12時台に北九州発とする方向で関係機関と調整を行っている。いずれも深夜早朝時間帯ではなく昼間時間帯の運航を予定している。

会見した崔晶皓同社代表理事は、北九州空港が本州と九州の結節点である関門地域にあり、今年4月に東九州自動車道が宮崎市まで全線開通し別府方面等への利便性が向上したこと、今年3月に混雑空港指定を受けた福岡空港より希望時間帯の発着枠を確保しやすいこと等を挙げ、北九州空港の路線を成長させたいと語った。

同社は福岡と仁川を結ぶ路線も運航しているが、福岡空港とは異なる広域観光需要の開拓を目指す。利用客は当初韓国人7割、日本人3割となる見通しだが、大韓航空との共同運行により仁川での乗り継ぎ利便性が向上する点をアピールし、最終的には日本人利用者の割合を4割に引き上げたい考え。搭乗率は75パーセントを目標とする。

会見には崔代表理事の他、小川洋福岡県知事、北橋健治北九州市長、吉廣啓子苅田町長らも同席した。小川知事は福岡と北九州の2空港で訪日外国人観光客の需要を逃さず取り込みたいと述べた。北橋市長は過去に北九州空港の国際線が休止された経緯に触れ、「北九州」の認知度向上に繋がる広報活動を展開する必要があるとした。

ジンエアーは平成20年に大韓航空100パーセント出資で設立された格安航空会社。仁川国際空港を拠点に路線展開し、日本では新千歳空港、成田国際空港、関西国際空港、福岡空港、那覇空港に定期便を就航。平成22年には宇部空港に済州島へのチャーター便として飛来している。北九州空港への定期便就航は初となる。


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