北九州港に10万トン超のクルーズ船初寄港 コスタ・フォーチュナ

コスタ・クルーズ(イタリア・ジェノバ)が運航するクルーズ船「コスタ・フォーチュナ」が8日、北九州市若松区の北九州港響灘地区・ひびきコンテナターミナルに寄港した。総トン数が10万トンを超える大型クルーズ船が北九州港に寄港するのは初めてとなる。

コスタ・フォーチュナは平成15年11月14日、フィンカンティエリ(イタリア・トリエステ)のセストリ・ポネンテ工場で竣工。総トン数は10万2587トン、全長272.2メートル、全幅35.5メートル、速力20.0ノット。乗組員は1068人。旅客定員は2716名で、最大3470人。

北九州港では従来、門司区の門司港レトロ地区にある門司1・2号岸壁でクルーズ船を受け入れてきた。しかし、同岸壁は潮流の早い関門海峡に面している為、5万トン以上の船が入港できず、5万トン以下の船も入港可能時間に制約があり、誘致に苦戦していた。

クルーズ船は年々大型化が進んでいる上に、運航会社は2、3年先までの航行スケジュールを固めてから船を動かす。世界中の都市が3、4年先を見据えて熾烈な誘致競争を展開する中、北九州港は大型船が入港可能なひびきコンテナターミナルへのクルーズ船受け入れを決めた。

今回寄港したコスタ・フォーチュナの乗客は約3000人に上り、バスに分乗して北九州市内等の観光地へ向かった。10万トン級のクルーズ船は1回の寄港で数億円の経済効果がある。今後は乗客の多い船でのCIQ(税関・出入国管理・検疫)手続きの時間短縮化が課題となる。


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