東田第一高炉、国立科学博物館の未来技術遺産に登録

北九州市は6日、同市の指定文化財「東田第一高炉」が9月13日付で国立科学博物館(東京都台東区)の重要科学技術史資料(愛称・未来技術遺産)に登録されると発表した。同市内では、平成21年の安川電機(同市八幡西区、TYO:6506)製全電気式産業用ロボットに続く2例目。

未来技術遺産は国立科学博物館が20年に開始した登録制度で、「科学技術史上重要な成果を示し、次世代に継承していく上で重要な意義をもつもの」もしくは「国民生活、経済、社会、文化の在り方に顕著な影響を与えたもの」に該当する資料を台帳に登録し保存・活用を図るもの。

東田第一高炉は、日本の銑鋼一貫製鉄の始まりである官営八幡製鐵所で、製銑・溶鋼・製鋼・鋼材加工工程を備えた近代的な銑鋼一貫設備として明治34年に操業を開始し、改修・改良工事を繰り返しながら昭和47年まで操業し続けた、日本の製鉄技術を記念する遺構として選定された。

高炉は操業終了後敷地内に残置されていたが、平成6年に当時の末吉興一北九州市長が保存を決断。この際、市の指定文化財となり、周辺一帯で進められた「八幡東田総合開発事業」に合わせ、北九州市の展示施設として再整備された。現在は入場料無料で一般公開されている。

登録証・記念盾の授与式は、9月13日14時30分から国立科学博物館日本館2階講堂で開催される。東田第一高炉の他には、世界最初の超短波アンテナ「八木・宇田アンテナ」や初めて本格的に市場に受け入れられた酵素配合洗剤「酵素パワーの『トップ』」等が同時に登録される。

「東田第一高炉」の位置(グーグルマップ)


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