東芝北九州工場跡地 市街地開発用地として利用方法再検討へ

北九州市はこのほど、同市小倉北区下到津一丁目の東芝(東京都港区、TYO:6502)北九州工場跡地について、活用方法を再検討する方針を明らかにした。9日開催された北九州市議会定例会で、自由民主党の西田一議員の一般質問に対し、北橋健治市長が答弁した。

東芝北九州工場は平成23年11月30日に閉鎖が発表され、24年9月末をもって生産を終了。敷地南側約1ヘクタールの技術棟エリアには関連会社12社の営業サービス拠点が集約されたが、残り4.5ヘクタールの敷地は生産施設の建屋が解体された後、更地のままとなっている。

北九州市は当初、同社に対し雇用創出の観点から製造業、もしくは、物流施設の事業用地としての活用を要望。同社はグループ企業での活用検討や100社以上の企業へ事業用地のニーズ調査等を実施し、市も独自に企業誘致を続けてきたが、活用希望者は見つからなかった。

同地は小倉都心部に近く、北九州高速道路1号線下到津ランプに隣接するなど利便性の高い立地であり、大学など教育施設が多い文教地区でもある。こうした状況から、東芝側は市に対し、製造業や物流施設に限らず地域に貢献できる土地活用方法への転換を打診した。

市としては東芝に代わる新たな雇用創出を求めていたが、「都心の一等地が長く活用されない状況は好ましくない」と判断。北橋市長は「今後、市民目線で有効に活用するという視点に立ち、土地所有者の東芝と知恵を出し合い活用方法を早急に検討する」と述べた。

東芝北九州工場跡地の状況(グーグルマップ)


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