アルシオン、丸源ビル解体後跡地にオフィスビルやホテル計画

北九州市小倉北区の小倉都心部に複数ある「丸源ビル」のうち、同区紺屋町の丸源30ビル、同区堺町一丁目の丸源17ビル、同区大手町の丸源大手町グランドパレスの3棟が解体され、跡地にオフィスビルやホテル、賃貸マンションの建設が計画されていることが判明した。

3棟を丸源(東京都中央区)から取得したのは地元不動産業のアルシオン(北九州市小倉北区)。宇部ジャーナルが今年8月8日に取得していた不動産登記情報によると、今年5月10日付で土地の売買・所有権移転登記が行なわれている。建物は所有権移転登記を行わず解体する。

丸源30ビル(宇部ジャーナル)

丸源30ビル(宇部ジャーナル)

丸源17ビル(宇部ジャーナル)

丸源17ビル(宇部ジャーナル)

丸源30ビルは、登記情報によると昭和55年1月20日に新築。敷地面積は1129.79平米、建物は鉄骨鉄筋コンクリート造陸屋根地上11階建、延床面積は8409.43平米。敷地北側は小文字通り(市道砂津城内1号線)に面し、向かい側には堺町公園がある。周辺はオフィスビル街。

丸源17ビルは30ビルの向かい、堺町公園東側にある。17ビルは昭和49年3月15日新築、鉄筋コンクリート造陸屋根地下1階地上12階建、延床面積は3851.20平米。丸源大手町グランドパレスは地上11階建の住宅で、平成24年に都市計画道路城内大手町線整備のため一部解体された。

アルシオンは丸源30ビル跡にオフィス・駐車場ビル、丸源17ビル跡にホテル、丸源大手町グランドパレス跡に賃貸マンションを建設する方針。オフィス・駐車場ビルは地上12階建て。ホテルは客室数100室以上の規模で、全国展開のホテル運営会社が借り上げる。

8月8日時点の商業登記情報によると、アルシオンは平成26年9月26日に設立、資本金は500万円。本店所在地は小倉北区魚町二丁目のファーストBビルで、代表取締役は山口直彦氏。同じビルには介護付老人ホームを運営するファーストライフ(同)が入居し、代表取締役も共通。

丸源ビルを巡っては北九州市消防局が平成26年、防火設備の不備を理由に「火災予防上の命令」を実施したが改善されず、同局は消防法違反の疑いで丸源と同社代表取締役の川本源司郎氏を刑事告発。丸源はビルを閉鎖後売却し、違反状態が解消されたとして不起訴となった。

アルシオン以外には、ヒット(北九州市小倉北区)、エルザ(同)、アーテック・ハウス(同)等がビルを取得している。いずれも実績のある不動産業者で、解体後跡地に賃貸マンションや商業ビルを建設するとみられる。一方、一部の物件は現在も丸源や川本氏個人が所有している。

平成23年12月時点の丸源大手町グランドパレス(グーグルストリートビュー)

一部撤去された丸源大手町グランドパレス(グーグルストリートビュー)


(記事編集:

おすすめ記事(Google提供)

宇部ジャーナルの最新記事