北九州市と下関市、関門地域の夜間景観周遊バスを運行へ

北九州市と下関市は、「関門地域夜間景観周遊バス」運行等事業に10月中旬以降着手する。企画提案公募により委託先事業者を選定し、北九州市門司区の門司港レトロ地区や下関市の唐戸地区等を周遊するバスツアーを実施する。

関門地域には多くの観光客が訪れるが、大部分は日帰り観光で滞在時間の短さが課題となっている。同事業は政府の地方創生交付金を活用した「『かんもん海峡都市』観光まちびらき・形成連携事業」の一環で、夜間景観周遊バスの運行を通じて滞在時間や宿泊者数の増加を図る。

事業の予算規模は1000万円以内で、両市の負担割合は北九州市3対下関市1。周遊バスは両市発着とも大型バス1台を使用し、今年11月1日から来年3月26日までの期間、期間中全体で両発着各20回ずつ、計40回以上運行。12月31日以外の土曜日は毎週運行する。

運行時間は1ツアー2時間以上で、ルートは両市発着各2コース以上の提案を求める。発着場所は北九州市発着バスを小倉北区のJR小倉駅発・JR門司港駅周辺経由、下関市発着バスをJR下関駅発とする。両発着とも、これら以外に観光客の利便性の高い場所の提案も可能。

立ち寄り地は最低でも各コースに両市1箇所ずつ含め、計2、3箇所以上を設定。車窓からの見学の提案や、見学・散策以外に飲食・買い物等の提案も可とするが、食事代等実費が必要なもの以外は委託料に含めた上で提案を求める。参加者数は1回40人程度を想定する。

ツアーバスは、原則として両市に本社か営業所のある事業者で手配。ツアーの申し込みは原則5日前までとするが、空き状況により当日まで受付可能とする。また、ツアー参加者へのアンケート等を実施し、来年度以降に自主運行を行う為のマニュアル案を作成する。

北九州市では、今年11月19日から来年2月29日まで門司港レトロ地区でイルミネーションを展開する他、来年3月ごろに下関市と共同でプロジェクションマッピング事業の実施も計画している。周遊バスはこうしたイベントとも連携し、状況に応じて臨時のコースも設定する。

今後、9月29日まで企画提案参加申込書と質問書の提出を受け付け、質問回答を経て10月13日で企画提案書の提出を締め切る。選考委員会で提案書を審査した上で、10月中旬に委託事業者を決定し契約を締結する予定。委託期間は契約締結日から平成29年3月31日までとなる。

選考委員会では、事業者の規模や組織体制、過去10年間の実績、事業への理解度、門司港レトロ地区・唐戸地区の理解度、事業の実現性等を総合的に評価。地域のイメージアップに繋がるか、観光客の利便性を考慮した魅力なツアーかどうか、といった観点も重視する。


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