ペリカンどこへ 有帆川河口や曽根干潟で目撃も依然行方不明

宇部市のときわ公園(常盤公園)内にある「ときわ動物園」で飼育しているペリカンのヒナ1羽が園外に飛び立ち、1週間が経過した。同園を管理する宇部市常盤動物園協会は情報提供を呼びかけているが、依然として行方はわからないままだ。

右が行方不明のヒナ(ときわ動物園)

右が行方不明のヒナ(ときわ動物園)

左が行方不明のヒナ(ときわ動物園)

別角度・左が行方不明のヒナ(ときわ動物園)

行方不明となっているヒナは、今年5月17に生まれた雌のモモイロペリカン。翼を広げると成鳥に近い約2メートルの大きさになるが、生後4か月程度と幼いため帰巣本能がなく、自然界では自力でエサを確保できない恐れがあるという。

9月26日朝、飼育場から出て石炭記念館付近を飛ぶ姿が目撃され、市民から連絡を受けた職員が園で飼育していた2羽のヒナうち1羽が居ないことを確認。園内の湖水ホール付近の上空を飛行した後、宇部空港の管制塔東側へ降下する姿が確認されたのを最後に行方不明となった。

その後、同29日朝には山陽小野田市の有帆川河口付近で、10月1日・2日両日は北九州市小倉南区の曽根干潟での目撃情報が寄せられた。有帆川は目撃情報のみで発見には至らなかった。曽根干潟では園職員がヒナの姿を確認したが、干潟への立ち入りが困難な為、捕獲は断念した。

常盤公園ではかつて一部のペリカンを放し飼いしていた。しばしば公園周辺の小学校や幼稚園に飛来し、子供とふれあう姿が日常となっていたが、平成23年に高病原性鳥インフルエンザの対策の一環として切羽が実施され、現在は網に囲まれた飼育場所から外に出ることはない。

一方、ヒナは高さ3メートルの柵で囲った飼育場の中で、切羽せず放し飼いにしていた。同園ではヒナが柵を飛び越える力はないと判断していたが、想定より早く成長。9月25日にも2羽のうち1羽が柵を飛び越えたところを職員に発見され、その場で保護されていた。

前述のようにヒナと言えども大きさは成鳥並みであり、一般人が捕獲を試みるのは危険だ。園では捕獲可能な状況を確認しつつ今後の対応を検討する方針で、ヒナを目撃した場合、捕まえようとせず目撃場所等の情報提供を呼びかけている。

連絡先は、宇部市動物園協会(電話番号 0836-21-3541 )。同協会の対応時間は7時から22時までとなり、対応時間外は宇部市役所宿直(電話番号 0836-31-4111 )で情報提供を受け付ける。


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