山口・北九州銀、新技術で印鑑不要・ATMは手ぶらで 国内初

山口FGのロゴ

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山ロフィナンシャルグループ(山口FG、下関市、TYO:8418)傘下の山口銀行(下関市)、北九州銀行(北九州市小倉北区)、もみじ銀行(広島市中区)は7日、指静脈認証による電子署名に対応した新営業店システムを導入し、取引時の署名・捺印を不要にすると発表した。

新システムの導入は、山口FGが今年度から平成30年度までの中期経営計画で掲げる「コンサルティング・ファースト」の取り組みの一環。営業店での待ち時間短縮や手書き廃止を実現させ、顧客満足度を向上を目指す。ペーパーレス化で事務作業の効率化も図る。

営業店の窓口では新たに「対話型カウンター」を導入する。対話型カウンターでは、行員が端末画面上の「事務ナビゲーション」に沿って取引内容を聞き取り入力する。顧客は伝票や書類への手書きが不要となり、ディスプレイに表示された取引内容を一目で確認できる。

また、日本国内の金融機関では初めて「テンプレート公開型生体認証基盤(PBI)」を採用する。PBIは指静脈情報で電子署名を生成する新しい生体認証技術により実現した認証基盤で、新システムを構築する日立製作所(東京都千代田区、TYO:6501)が開発した。

PBIの導入により窓口取引では署名・捺印が不要となる。印鑑より偽造が難しい為、セキュリティも向上する。更に、山口銀行・もみじ銀行・北九州銀行の3行の全てのATMにPBI認証装置を搭載し、キャッシュカードの代わりに指をかざす「手ぶらでのATM取引」も実現する。

窓口では新しいスタンド型スキャナーと画像認識技術も導入する。スキャナーで読み込んだ振込依頼書や税公金納付書、手形・小切手といった画像データやバーコードから、納付先、金額、手数料を自動で認識することで、窓口での待時間短縮と事務作業の効率化を図る。

新営業店システムは、平成29年度上期から山口銀行と北九州銀行で、30年度以降にもみじ銀行で順次導入する。


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