安川電機、29年3月期第2四半期決算 円高影響も計画上振れ

安川電機(北九州市八幡西区、TYO:6506)は20日、平成29年3月期第2四半期決算を発表した。売上高は前年同期比9.8パーセント(%)減の1876億44百万円、営業利益は同27.2%減の138億18百万円、経常利益は同27.6%減の137億54百万円、純利益は同28.4%減の86億9百万円。

期中は米国をはじめ先進国経済が堅調に推移し、国内景気も緩やかな回復傾向が続いたが、円高の影響を受けた。減収減益となったが円高要因を除けば実質増益で、営業利益は計画を上回ったことも好感。21日の東京証券取引所市場第1部で安川電機株は年初来高値を更新した。

セグメント別では、主力のモーションコントロール事業が売上高886億99百万円(前年同期比9.7%減)、営業利益96億31百万円 (同21.6%減)だった。スマートフォン・自動車関連の設備投資需要が旺盛で、新製品への切り替えも進み、円高の影響を補った。

同じく主力のロボット事業は、売上高683億67百万円(同11.6%減)、営業利益55億86百万円(同36.9%減)だった。食品産業等の自動車関連以外の一般産業分野へ事業範囲を拡大し、国内・欧州とも需要は堅調に推移したが、円高の影響を受け減収減益となった。

システムエンジニアリング事業は、売上高192億53百万円(同9.4%増)、営業損失6億68百万円(同14億25百万円改善)だった。鉄鋼プラントシステム・社会システムの販売を拡大、フィンランド子会社の大型風力発電事業も積極展開した結果、増収・収益改善に繋がった。

情報関連事業や物流サービス等からなるその他事業は、売上高113億23百万円(同23.3%減)、営業損失1億79百万円だった。関係子会社の再編や新規事業での営業機能強化等により、前年同期比減収、小幅の損失が発生した。

以上の結果を踏まえ、今年4月20日に公表していた通期の業績予想のうち、売上高は4000億円から3900億円へ100億円の減額(2.5%減)修正とするが、利益は据え置きとする。為替レートは従来予想より円高に見直し、1ドル105円、1ユーロ115円を想定する。


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