下関市、あるかぽーと開発の方向性示す 都市型ホテル誘致へ

下関市は7日、下関港東港地区の「あるかぽーと開発事業」の今後の方向性について、市議会建設消防委員会で報告した。市では昨年8月に下関商工会議所から提案された施設計画について、関係部局に部会を設置し、必要性や上位計画との整合性の検討を進めていた。

今回、市が報告報告した「市として望ましい施設」は、都市型ホテル、海響館増築、アミューズメント施設、芝生化した埠頭用地の4施設。これらは必要性が高く、法的課題もクリアでき、上位計画との整合も図られるため、市として早期に整備が必要と判断した。

都市型ホテルは、下関市観光交流ビジョンで掲げる目標(平成34年の宿泊者数100万人)を達成する為に誘致が必要とした。早朝から夜間まで滞在するには宿泊が必要で、滞在時間が増加することで中心市街地の活性化や新たな雇用創出も見込まれるとしている。

海響館増築は、既存施設の改修による集客力や飼育環境の向上は困難と判断し、増築する必要があるとした。市は今年度、同施設のリニューアル検討を実施しているが、同地区の中心的集客拠点でもある同施設の来客者数が減少すると、都市全体の魅力低下に繋がるとした。

アミューズメント施設は、10年間の短期計画施設として平成25年9月14日に開業したが、施設利用者数と海響館入館者数に相関関係がみられること、観覧車のライトアップが夜間景観の顔となっていること等から、機能維持が必要とした。短期計画後の施設規模は、今後検討する。

芝生化した埠頭用地は、中尾友昭現市長の初当選時の公約に基づき整備されたものだが、海峡を望む来訪者の憩いの場となっており、保育園や小学生のイベントや遠足に利用、クルーズ船の誘致にもインパクトがあり船社との交渉に役立っていることから、引き続き機能を確保する。

あるかぽーと開発事業を巡っては、昨年8月10日に下関商工会議所が都市型ホテルを中心とした開発計画の提案書を市に提出した。温泉を備えた都市型ホテルに加え、大型ホール等のコンベンション機能や免税店等の商業機能を併せ持つ「関門歴史産業博物館」の整備を提案していた。

市では、早期整備を目指す前述の4施設以外の施設について、上位計画の変更等が必要なことから、4施設の進捗状況を見つつ検討する。4施設については今後施設の規模等を取りまとめ、来年度にも事業者を公募する。3月に市長選挙がある為、関連経費は補正予算で計上する予定。

あるかぽーと地区の位置(グーグルマップ)

平成28年12月7日の下関市議会建設消防委員会(YouTube・下関市議会公式チャンネル)


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