岡村精二県議が29年宇部市長選挙に出馬へ 久保田市長は未定

平成29年7月17日の任期満了に伴う宇部市長選挙に、岡村精二県議が立候補を表明した。岡村氏は自由民主党に所属するが、県議会では23年、新会派「自由民主党新生会」の結成に加わり、現在は同会派の代表を務める。市長選挙には無所属で立候補し、自民党に推薦を求める予定。

岡村氏は25年6月23日の前回市長選挙でも名前が取りざたされていたが出馬せず、元市職員の木藤昭仁氏が自民党系候補として出馬。木藤氏は出馬表明が選挙の約1か月前と直前にずれ込み、知名度不足で苦戦を強いられたものの、3万票近い得票で現職の久保田后子氏に迫った。

今回は地元で知名度の高い岡村氏が出馬し、選挙まで約半年となる12月に出馬表明することで、市長候補者としての浸透を図るとともに、盤石な選挙体制を整える。選挙では、宇部湾岸道路の延伸や市庁舎改築事業費の抑制、各校区にある市の出先機関の機能強化を訴える方針。

一方、現在2期目の久保田市長は、12月16日の市議会本会議の一般質問で、芥川貴久爾議員から次期市長選挙ついて問われ「若い世代の登場に期待している」と述べつつ、続投を求める声もあることから「現在のところまだ結論を出していない」とし、態度を明らかにしていない。

岡村氏は宇部市生まれ。原小学校、厚南中学校を経て、宇部工業高等専門学校を卒業。航海士の免許を取得し、昭和52年に自設計自作ヨットによる単独太平洋横断を国内で初めて成功。宇部からサンフランシスコまで約1万キロメートルを147日間かけて航海した。

平成11年、宇部市議会議員選挙に初当選。市議を1期務めた後、15年の県議会議員選挙に出馬・初当選し、現在4期目。21年に広域通信制・単位制の精華学園高等学校を開校し、学校法人理事長に就任。23年に議長選出を巡り県議会自民党会派が分裂した際、新会派結成に参加した。

前回県議選の宇部市区で、岡村氏は1万2千票余りの得票でトップ当選したが、「岡村票」の行方にも注目が集まる。同区では長らく定員6人を自民系2人とその他会派で分け合っていたが、前回から定員が1人減り自民系3人が当選、共産党が議席を失うなど構図に変化が生じている。

宇部市には1万票前後の革新系基礎票があり、木藤氏が5818票差に迫った前回市長選挙では、共産党系候補が出馬しなかったことで、実質的に久保田氏への支援となった。なお、宇部市区で議席を失った共産党の藤本一規元県議は次期衆議院議員選挙の公認予定候補者となっている。


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