29年宇部市長選挙 告示を前に現職続投の可能性高まる

平成29年7月17日の任期満了に伴う宇部市長選挙を巡り、現職の久保田后子市長の3期目の続投が濃厚となってきた。有力な対抗馬とみなされていた岡村精二県議は体調不良を理由に立候補を断念。日本共産党も26日までに独自候補擁立を断念し、無投票の公算も高まっている。

岡村氏は昨年12月21日に同市長選挙への出馬を表明し、選挙戦では宇部湾岸道路の延伸や市庁舎改築事業費の抑制等を訴えるとしていた。県議会では自由民主党会派が分裂した「自由民主党新生会」に加わるが、市長選挙には無所属で出馬し自民党に推薦を求める予定だった。

一方、久保田氏は昨年12月16日に行われた市議会本会議の一般質問で「まだ結論を出していない」と述べ、態度を保留していたが、今年1月17日になり3期目を目指して立候補する意向を表明。この時点で市長選挙は有力候補による一騎打ちの構図になるとみられていた。

ところが今年4月4日、岡村氏の後援会の光井一彦会長らが記者会見を開き立候補断念を発表。岡村氏は3月中旬から体調を崩し、4月1日に宇部市内の医療機関を受診したところ、多血症・血小板減少症と診断され、ストレス性の可能性もあり出馬断念を決めたという。

岡村氏の立候補断念で無投票も取り沙汰される中、5月24日に宇部市役所で開催された立候補予定者説明会には、久保田氏の陣営2人以外に共産党県北南地区委員会の関係者2人と市内の無職男性、計5人が出席。共産党は複数人へ立候補を打診したが断られ、6月26日に擁立を断念した。

宇部市長選挙は戦後19回行われているが、無投票だったのは藤田忠夫前市長が初当選した平成5年7月18日執行の選挙のみ。同年の選挙は中村勝人元市長のリコール成立に伴うもので、この時リコール運動を主導していた人物が今回は岡村氏の支援に加わっていた。

29年宇部市長選挙は7月2日告示。複数人が立候補した場合は同9日に投開票が行われる予定。期日前投票所は市役所、北部総合支所、市民センター、船木・万倉ふれあいセンターに加え、商業施設のフジグラン宇部にも設置される。


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